染谷綾子
今年も残り2ヶ月半です。
空気も少しずつ秋になってきました。
年末が近くなると、必ずと言っていいほど「来年はさぁ〜」という会話になりますよね。
『来年の話をすると鬼が笑う』
と言います。
先日のニュース。
被災地では、ホタテ養殖の漁師さん達が、稚貝って言うんですか?ホタテの子供をですね、一生懸命選り分けていました。
より良い稚貝(?)を使ってもう一度養殖場を再開させる準備をしているのだそうです。
「来年の暮れにはまた宮古のホタテを食べてもらえますよ。」
そう答えた漁師さんの顔には、笑顔が零れていました。
『笑う門には福来る』
とも言います。
笑いながら来年の話をする姿を、きっと鬼は近くに隠れて笑いながら見ているのでしょう。
漁師さんの笑顔と鬼の笑顔に導かれてやってくる福は、きっといつもの倍以上。
だから、素晴らしい福が訪れるはず。
そんなことを考える、震災から6ヶ月目の今日。