鈴木実
「円谷プロ大研究!」の見出しに魅せられてしまった・・・・・・
今までに一度も購入した事のない雑誌を買う。
案の定、特集以外はまったく興味がわかない記事ばかり。
今月の末に「総天然色ウルトラQ」のDVDボックスが発売されるから、合わせた特集だね。
色々あるけど、「時代を超えて愛される人気怪獣50」が一番いいかな。
”ゴモラ”が2位だぜ!! ”ダダ”もいるし。懐かしいのう・・・・・・
そんな中で、円谷プロの文芸企画室長で、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」のメインライター、金城哲夫さんも大きく取り上げられていた。
おじさんも自分の劇団で全作品を書いてるんだけど、金城哲夫さんは、おじさんが好きなライターの一人。
SFヒーロー物なんだけど、そこにはちゃんと”核”と言うかな、”問題提起”があって、今は敬遠されがちな、物語を語るための”暗さ”と言うかがあると思う。
”現代のおとぎ話”をたくさん書いた人かな。
もちろん子供の頃はそんな事は考えずに観てたけど。
どちらかと言うと、やられる怪獣の方にシンパシーがあったかな。・・・・・・変な子?
時代もあるし、製作にOKを出した円谷先生もさすがだよな。
当時、米軍の占領下にあった沖縄から、玉川学園に”留学”して来た。
当時は本当に同じ日本なのに”留学”に近かったんじゃないかな。
テレビの創生期に、”ウルトラマンブーム”を創り出して若くして成功したのに、その”ブーム”がまだ冷めないうちに沖縄に帰ってしまう。
沖縄でラジオ番組のキャスターをやり、沖縄海洋博の開会式と閉会式の演出をやり、酔って階段から転げ落ちて死んでしまう。
まだ37歳・・・・・・
何故、どうして階段から転げ落ちるほど酔わなければならなかったのか?
今も、金城さんが創りだした”ブーム”は続いています。
創りだした”おとぎ話”の数々は、日本中で、世界のあちこちで愛されてます。